2016年06月27日

室積 光(著) 『埋蔵金発掘課長』 読了

20160627

いつものように会社帰りに書店をウロウロして、面白そうなタイトルに釣られて購入。

財政難の日照市に、軽いノリの市長が「埋蔵金発掘課」なるものを秘密裏に?作って、財政再建を狙う。

そんなアホなっ・・・ていう話をどう進めるのか。

その昔、糸井重里らが超能力者?の助けを借りながら、徳川埋蔵金を探すべくバックホウを使ってガンガン掘削するTV番組をおもしろ可笑しく見ていたが、そんなことじゃ本にならないのでどんな風に話を進めるのかと思ったら、霊感?が強い巫女さんこと神田妖子が登場。

やっぱり、埋蔵金探しには特殊な能力者が必要なのか?(笑)

その神田妖子の能力は優れていて、「ここ掘れ!」と指示する場所を掘ると・・・なんと、いきなり壺に入った古銭が出てきた。これで、序盤で財政再建できた。なんて話にはならないのは当たり前。

古銭が壺の中で固まっていて取り出せないからと、壺を割って取り出した結末はお約束通りで予想できたが(^^;

その先も神田妖子に頼りながら、埋蔵金発掘を進めると人骨が出てきたりのあり得ない話ばかりのおちゃらけだけで話が進むのかと思ったが、後半は戦時中の海軍工廠があった秘密基地の話になっていき、特攻兵器の回天がでてきて、開発者の心情など真面目に考えさせられるところもあって、笑えた割に?良い本だと思います。

面白いキャラクターが揃いで、こんな職場だったら楽しいだろうな(^^;

posted by Hide at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月12日

北川 恵海(著) 「ヒーローズ(株)!!!」読了

IMG_0001_s北川さんのデビュー作「ちょっと今から仕事やめてくる」が面白かったので、2作目を書店の平積みで発見して即購入(^^;
 
読みやすくて、それなりに面白かったのですが、前作に比べると少々物足りない感じがした。

主人公であるフリーターの田中のみならず登場人物は過去の悩みを多かれ少なかれ引きずっている。

作者である北川さんはそれをキーにして読者に対し「人生とは・・・」を訴えているようにも思える作品ではある。

例えば「成功への近道は、遠回りをすること」などもその一つだろうが、う~む。ストーリー展開が「ちょっと今から・・・」ほど上手く流れていないように感じたからだろうか?

内容は良いと思う分、惜しい気がする。 いっそのこと短編連作集のように仕上げたらもっと上手くいったかも?という気がした。

登場人物の謎も解明されないままのが多いようにも思う。特に道野辺の過去はどうだったのだろう?話を振っておいて、書かれていないのはちょっとねぇ~。

もしかして、2作目を急ぎすぎたのでしょうか? それだったら、やっぱり「成功への近道は、遠回りすこと」なんでしょ(笑) 次回作に期待。

posted by Hide at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月05日

有川 浩(著) 「空飛ぶ広報室」 読了

20160604TVドラマは見ていないが、文庫本になったので早速?購入した。
ちょっと長めではあるが、笑えるところも多くて先日の新幹線の中でほとんど読み終えてしまった。

小さい頃からの夢だったブルーインパルスのパイロットになることが確定していたのにもかかわらず、自分に全く責のない避けられない交通事故で一瞬にしてパイロットの資格が剥奪され、広報室へ配属になった空井二尉は『自分はパイロットじゃないって思っているよりも、これから広報官になれるんだって思った方がいいなって。だって、パイロットのことばっかり振り返ってたら、僕の人生って三十手前にしてもう余生じゃないですか』と言って、自棄も起こさず、慣れない仕事に前向きになっている姿は素晴らしい。

これがもし、自分だったら・・・絶対に無理だな。転勤する度に?『何で俺がこんな仕事を ゛(`ヘ´#) ムッカー 』ってブツブツ言っているパターンだもんな(爆)
とするとオレはもう、何回、余生になっているのだ・・・もっと大人にならねば(笑)

空井二尉だけではなく、広報室に勤めるメンバーも色々と悩みが多いようだ。それでもチームワークは良い?。そのあたりも空自が『勇猛果敢 支離滅裂』呼ばれるところなのか?。上司である室長が素晴らしいのか?

広報室だけでなく、帝都テレビの記者からディレクターに左遷させらた稲葉リカもまた悩んでいるが、みんな立ち直っていく。まぁ、出来すぎか?ってのは小説なんですから良いでしょう。

支離滅裂は困るが、決断の早いのは良いと思うな。と言うオレはさしずめ『浅学非才 馬鹿丸出し』の方か(^^;


そんなことはさておき、最終章の「あの日の松島」は涙を誘うな。自衛隊=軍隊=戦争というように結びつけている人たちに是非とも読んで欲しいところだ。

posted by Hide at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする