2008年07月10日

横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」

_s  新しいブログになっても同じような記事を書きますので、読んだ本の感想です。

 最初にNHKドラマを見て結構気に入ったが、その時は原作者が誰かなどは気にしていなかった。そして、まだ映画化が決まっていない頃、書店で文庫本の平積みを見つけ、横山さんの本だったのか・・・・と知り、購入して読もうか悩んだが、結局その時は買わなかった。そして、月日が流れ、今度は映画化で話題になってきたので読みたくなって購入した。

 全権デスクとなった悠木を中心とした様々な人間の心理描写が凄い。遺族の母子が地元紙なら詳しく載っているだろうと新聞社を訪ねて来てから、悠木の受け身っぽい考えから、記者としてのプロ魂に一層火がついて、さらに女子大生から「人の命って、大きい命と小さい命があるんですね」と言われ「どの命も同じだと言いながらも、メディアが事件の大小で、命の重い軽いを決めつけ世の中に押し付けてきた」ことに反省して行動するが、人間だからやはりかなり心は揺れ動く。

 NHKドラマを思い出しながら読み進めて行ったからかも知れないが、のめり込んであっと言う間に読み終えた。映画も見てみたいな。

 ジャンボ墜落は実際に起きた大事件だからそれをベースにここまで凄い小説書かれている横山さんには恐れ入ります。しかし、墜落事故を知らない人も多くなっただろうから、その人たちが読んだ場合、同じようなインパクトを受けるだろうか?

posted by Hide at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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